自由遊びからお集まり(朝の会や帰りの会)に切り替わるときに曲が流れます。(子どもたちがリクエストする場合もあり)
曲がかかると踊りたい子は室内でもテラスでも園庭でもどこでも踊ります。
踊らない子は、それまで遊んでいたもの片づけをします。
曲が終わるとお集まりの部屋に集合します。
この写真は、園庭で踊っている子たちの後ろ姿です。
本来は、園舎側を向いて踊るのが自然ですが、この子たちは自信をもって踊れる(踊れている自覚がある)ので、まだ覚えの浅い子たちのお手本となるために反対を向いていたり、または、反対を向くことで空間をステージ側と捉えて、表現することを楽しんでいます。
年齢は3歳児から5歳児とバラバラですが、このような経験から同じ興味を持った子ども同士が刺激し合い、心の一面の成長を促し合っています。
文字に興味を持っている子どもたちが自発的に集まり活動を展開している写真です。
ここでも3歳児から5歳児と異年齢で集まっていますが、文字に対しての理解度は年齢に関係なく差があるので、教えたり教えられたりしながらお互いの理解を深めています。
そして保育者は、直接指示・指導によって導いた姿ではなく、この様な自主的な学習を通して「上手に教えてあげられた。」「教えてもらってうれしい。助かった。」というお互いの気持ちを共有できるようにすることにより人格形成を促していきます。
(幼児教育は人格形成の基礎を培う重要なものと要領に記されています。)
当園には大きな異年齢グループの中に5~6人の小さな異年齢グループが作られています。
この写真は、その小さな異年齢グループで大きい子が小さい子の援助をしている様子です。
何でも先生が援助するのではなくて子ども同士でクリアできるものは子ども同士の関りを促すことで上の二枚めの写真同様に、人格形成に対する刺激を得ることができます。
2歳児のお着替えを年中さんが援助している様子の写真です。
自分で出来るようになった力は、自分のためだけに使うのではなく、まだ出来るようになっていない誰かの為に使うように促し、その行動に対して認めたり褒めたりすることで人としての価値づけをしていきます。
認められたり褒められることで自信になり、自発的な行動が増えて人格レベルも上がっていきます。
そしてまた、この2歳児の子も自分で出来るようになった後に、今やってもらっているように誰かを援助するようになっていきます。
当然この年中さんも以前は誰かに援助してもらていました。